fbpx skip to Main Content

宇津木龍一さん(形成外科医)第2回「化粧をやめると肌がきれいになる」

医師の宇津木龍一さんは、北里研究所病院美容医学センターで美容ドックを開設し、何千人もの肌を特殊なマイクロスコープで観察し続けてきた。その結果、スキンケアや化粧に力を入れている人ほど、肌トラブルが起こっていることに気づいたという。これまでの常識をくつがえす方法で、桃のような柔肌をつくる宇津木流スキンケアについて聞いた。

せっけんを使わずに洗顔する方法とは

早川:理想的な洗い方についても教えていただけますか?

宇津木:理想的な洗髪・洗顔というのは、酸化した脂を水で落とすことです。
酸化していない脂は残すことによって、じょじょに脂は出なくなり、皮脂腺が小さくなっていきます。
せっけんで洗えば洗うほど、夏みかんのようなゴワゴワした皮膚になっていくのですよ。
桃のようなフワフワの肌になるのか、夏みかんのような肌になるのかは、洗顔の習慣が決めます。
一日に何回もせっけんで顔を洗う人は、脂をつくる皮脂腺が盛り上がってきます。
毛の周りの組織が盛り上がってくると、夏みかんみたいな皮膚になってしまうのです。
あまりせっけんを使わない人は皮脂腺が小さくなるので、皮膚も平らでキメの整った、桃の肌のようになっていくんですよ。

早川:そういうことをほとんどの人は知らされていませんよね。

宇津木:最初に「顔をよく洗いなさい。せっけんできれいにしなさい」というすり込みがされているので、ほしがる人が増えるわけです。
「売ってくれ」という人に対して、営利企業が「ダメです」とは言えません。
これまでの常識が本当に正しい理論の上で行われていたのか、その確認がどこかで必要な時期にきていると思います。

早川:個人も膨大な時間とお金をかけてスキンケアをしているわけですから。
究極的に「必要ない」というところまでいけば、いい意味で人生が変わりますよね。

宇津木:やはり、洗いすぎによるトラブルを起こしている人は多いんですよ。
乾燥しすぎることによって皮膚炎を起こしたり、バリアが壊れたりして、アレルギーになる人が増えています。
シャンプーをやめれば頭のかゆみはなくなるのに、余計に洗ってしまって、どんどん悪化してしまう人も多いです。
そういう人たちはまず「一度シャンプーと整髪料をやめましょう」とアドバイスしています。
それで慢性的な皮膚炎が改善した例はたくさんありますよ。

早川:何かを足すより取り除くことが大切なんですよね。

洗髪するときに最適な温度は?

早川:詳しくはぜひ先生の本を読んでいただきたいのですが。読者の方にシャンプーなしで髪を洗う方法を教えていただけませんか?

宇津木:まず、皮膚の表面には爪を立てたり、強く洗ったりしてはいけません。
皮膚の表面にある産毛の根元には少し突起があります。
うぶ毛はキメの交差点にありますので、ふつうは中のほうに埋もれているんです。
表面をただ擦るだけなら大丈夫ですが、ゴシゴシ洗うと全部傷ついてしまいます。
指の腹でマッサージしながら洗っていただくといいでしょう。
ただ、水をかけるだけだと酸化した脂はあまり落ちません。
5センチくらい伸びるまでは、濡れた髪をタオルドライすると、ギシギシしてしまって指が通らなくなります。
髪の長い人はとくに、目の粗いブラシでときながらシャワーで流すと良いですね。
洗ったら、上からタオルで挟むように乾かしてください。
そういうことをしないと、ぐちゃぐちゃでクシも通らなくなってしまいます。

早川:最初に始めた人はどんなふうにするのがおすすめですか?

宇津木:まず必要なものはお湯に近い水です。
ぼくの本の中では「ぬるま水」と言っています。
体温に近い35~38度ぐらいがぬるま湯ですが、それだと完全に脂が溶け出し、乾燥してしまいます。
本の中では「34度~35度」と書いていましたが、今は「30度以下にしてください」と言っています。

早川:実践しているのですが、やはり30度は水の感覚です。
冬はけっこう抵抗があるのですが、それくらいの温度がいいのでしょうか?

宇津木:早く効果を出そうと思うと、そのぐらいになります。
界面活性剤ほど強烈な力はお湯にはありませんので、少しずつ自分のできる範囲で実践すればいいと思います。

早川:冷たすぎてもダメですか? 

宇津木:水は冷たいので、けっこうストレスになりますよね。
それを考えると、あまりに冷たい水はおすすめできません。
ただし、毎日顔を水で洗うことは、自律神経の訓練になります。
冷水の刺激で交感神経と副交感神経を同時に刺激しますので、顔を洗った後あとはなんとなく暖かく感じるはずです。
現代人は自律神経が非常に弱くなっているので、少し冷たい水で1日に1~2回は刺激をするといいかもしれません。

「オーガニック」や「無添加」のシャンプーもNG?

早川:ここまでの基礎編だけでもすごく深い話がうかがえたんですけど。
ここからさらに突っ込んで聞きたいと思います。
巷では「オーガニック」や「無添加」という言葉があふれていますが、どちらにせよシャンプーは良くないのでしょうか?


ここから下のコンテンツはLife Update Unlimited会員様向けのコンテンツです

ログイン

パスワードを忘れましたか?

» 新規会員登録はこちらから

Pocket
LINEで送る


Back To Top