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坂之上洋子さん(経営ストラテジスト/作家)第3回「人生で決して『してこなかった』こと」

常に自分らしくい続けるために、アップデートし続けている坂之上洋子さん。そんな彼女が仕事や人間関係を築くうえで大切にしていることとは? 人生で大きな影響を受けた本についてもうかがった(2019年2月対談)

仕事と人間関係で大切なこと

早川:人生でこれだけは「してこなかったこと」ってありますか?

坂之上:「心地よくないな」と思ったら、なるべく離れるようにしています。
有名人や人気のある人でも、「あれ?」と思ったら、あまり関わらないようにしています。
次に誘われても、うまく断ってしまいますね。
他の人だと、たぶん「今をときめく人だから、お近づきになりたい」と思うかもしれませんが、それはまったくないです。
逆にみんなが関心を持っていなくても、自分がハマることがあれば、そっちのほうに行きます。
あるとき有名で人気がある作家さんと、編集者の人と一緒にお会いしたことがあるんです。
20分くらい話したあと、「この編集者は面白い大物だ」と思いました。
その人とは今でも付き合いがあって仲がいいんですけど、面白い会社を起業して今社長になりました。当時人気だったその作家は、不祥事を起こして今はいません。

早川:洋子さんの「目」は怖いですね(笑)

坂之上:いえいえ。
「そっちのほうがすごいから付き合う」というわけではなく、自分の好きを大切に選んでいくと長い目で見るといい関係が作れると思うだけで。

早川:その判断は直感に近いんですか?

坂之上:直感です。調子のいい人や損得勘定をしている人が好きじゃないんです(笑)。
基本的に、誠実な人がいいってだけで。でも間違えることもありますよ。

早川:仕事のオファーがあったときも、相当慎重に考えていると、何かの記事でも見ました。
その辺も関係ありますか?

坂之上:もちろん。
「この人は泥にまみれて見えるけど、本当は洗ったらきれい」っていう人も好きですね。
みんな誤解しているんだけど、本当はいい人、いい会社とか。

早川:時代の寵児であっても無名の人であっても、洋子さんが実際に会ってどう感じるかがポイントなんですね。
その感覚はどこで養われたんですか?

坂之上:母親が早くに亡くなったことも関係あるかもしれません。

早川:どういうことですか?

坂之上:20歳くらいの時に母親が亡くなって、「ああ、人は死ぬし、自分も死ぬんだな」と思いました。
その気づきがすごく大きくて。
「尊敬し合えるような人に、1分でも多く時間を割きたい。ギクシャクしちゃう人には、なるべく時間を使いたくない」って思うようになったんです。

早川:よく「仕事や人間関係を良くするには、人のお役に立つことが大事」って言いますよね。
洋子さんは自分が大切にしている人と付き合っているから、「お役に立たなきゃ」と気負わなくても、自然にできているのではないですか。

坂之上:あまり意識していないですね。
例えば、突拍子もないことが起こって、「ウルトラCをやってみよう」と決めたときは、失敗する可能性だってあるじゃないですか。
でも、みんなが「洋子さんやってみよう。一緒にいるから、失敗しても大丈夫」みたいな空気だとトライしやすいですよね。
お互いの信用関係がないところにいたら、いつも一人でドキドキしてなきゃいけないし、あまりいい仕事はできないと思います。

早川:世の中、「好きなことをやろう」と書かれた本が出回っています。
どちらかというと表面的で、「自分勝手にやっていい」と誤解されそうなものや、「信じたいけどこれ大丈夫かな?」と心配になりそうな内容も多いと感じるのですが……。
今日洋子さんにお話をうかがえてよかったです。

影響を受けた本

早川:今まで人にすすめたり、プレゼントしたりした本はありますか?
もしくは、自分がすごく影響を受けた本でもかまいません。


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