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髙田賢三さん(「KENZO」創始者)第4回「時代や環境を超えて自分らしく生きるには」

髙田賢三さんは、ブランドの立ち上げから30年目の1999年に『KENZO』のデザイナーから退き、自身のブランドをLVMHに売却した。“最後のショー”では、お世話になった人全員にモデルとして登場してもらい、300点もの作品を2時間かけて披露。華、雪、ジャングルと場面が変わり、本物の象も登場する壮大なスペクタクルになったという。2015年、在仏50周年記念の折にははかま姿で象を2頭従えて登場、300羽の蝶を夜空に羽ばたかせた。何歳になっても人を喜ばせる事が好きで、夢を追い続けている賢三さん。そんな彼に、時代や環境を超えて自分らしく生きるコツを聞きました。

経営と創造の両立は可能か

早川:僕も小さいながら会社を経営していて思うのですが、経営と創造のはざまがあるわけじゃないですか。
個人的には、両方って難しいのかなと感じています。
そこで大先輩に伺いたいのですが、どちらかに突き抜けるためにはどうしたらいいですか?

髙田:難しいですね。僕にはできないです。
できると思って、簡単に考えるとダメですね。

早川:両方を高いレベルでできる人もいるんですか?

髙田:そういう人もいると思うけど、少ないですよね。

早川:賢三さんがそう言うと、諦めざるを得ないですね。

髙田:コンビになっている人はいるんじゃないですか。
サンローランとピエール・ベルジェとかね。
デザイナーで経営もできる人って少ないと思うな。
たまたま僕は最初にパートナーができたわけでしょう。
やっぱり、僕はなんか軽いのかなぁ(笑)。

早川:そうは言っても、世界的な企業を作って、多国籍のスタッフを抱えてこられました。
改めて振り返って、賢三さんが大切にしてきたことって何ですか?


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