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【ポスト・プライバシーに直面する世界で「わたし」らしく生きるには?】武邑光裕さん(メディア美学者)

プライバシー保護の重要性を訴えるいっぽうで、利便性やつながりを求めてGoogleやFacebookなどに代表されるプラットフォーマーにデータを提供し続けるわたしたち。もはや「わたし」はわたしだけでのものではなく、「プライバシー」という考え方自体が21世紀にはなくなってしまうのか。

パンデミックを押さえ込むという大義のもと「ポスト・プライバシー(脱プライバシー)」の流れは留まることを知らず、むしろ加速しているようにさえ感じる2021年。激動かつ先が見えないこの時代に、わたしたちひとり一人が「わたし」を保っていくためには、まず何を知り、考え始めるべきなのか。

『さよなら、インターネット』で「GDPR(EU一般データ保護規則)」の深層に迫り、『ベルリン・都市・未来』では、シリコンバレーとは全く異なるベルリンのデジタルビジネスシーンを描いたメディア美学者の武邑光裕さん。

この世界の先にあるのは、果たしてユートピアかディストピアか。

最新刊『プライバシー・パラドックス データ監視社会と「わたし」の再発明 』を著し、ベルリンから一時帰国していた武邑さんにお話をうかがった。

キーワードは、「選択的開示」。

 

UPDATERプロフィール

たけむら・みつひろ/メディア美学者。日本大学芸術学部、京都造形芸術大学、東京大学大学院、札幌市立大学で教授職を歴任。1980年代よりメディア論を講じ、現代 のソーシャルメディアから AI にいたるまで、デジタル社会環境を研究。2013 年より武邑塾を主宰。著書『記憶のゆくたてーデジタル・アーカイヴの文化経済』〈東京大学出版会〉、『さよならインターネット ──GDPRはネットとデータをどう変えるのか』〈ダイヤモンド社〉、『ベルリン・都市・未来』〈太田出版〉など。
http://takemurajuku.com/ja/

対談全編目次

・取材費が制作費より高かった!?38年前の著書『ニューヨーク・カルチャー・マップ』裏話
・世界を飛び、暮らし、ベルリンに移住するまで
・プライバシー・パラドックスとは?
・データ提供よりも怖い本当のリスク
・「データストライキ」とは
・プラットフォームの公営化・国有化が未来がつくる!?
・管理・監視社会化への懸念
・「既存SNSと生きる」でも「SNSを断つ」でもない、第3の選択肢とは?
・「次のFacebookになる可能性を秘めている」。武邑さんがいま最も注目するメディアとは?
・世界のカリスマはアルゴリズムから生まれている!?
・中世は「事実」も「ウソ」もファンタジーだった?
・秘密とプライバシーの違い
・プライバシー=選択的に自分を世界に開示する力
・世界から見た日本のプライバシーの現状
・いま注目している二つの国内団体
・ブラックマジック(黒魔術)はイノベーションと同義である
・メディア美学者てあり続ける所以
・次に来るメディア
・ここ半年以内のベストバイ
・無人島で聴きたい一曲

対談

無料版(約15分)

※対談全編は、会員になると下記からアクセスいただけます。


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