「大人になって初めて、そしてたぶん唯一の涙した相手」Update Letter.08【B-SIDE】
こんにちは。
早川洋平です。
いつもLife Updateをお楽しみいただきありがとうございます。
毎月2回お届けしている【Update Letter】。
これはいつもお届けしている最新対談配信のお知らせのような「インフォメーション」的なものとは異なり、文字通りぼくから会員のみなさんへお届けする「お手紙」のようなやわらかいものとしたいと思います。
毎月15日前後にお届けする【A-SIDE】では、ぼくの日常や考えていること、これはよかったなと思うコトやモノのご紹介などを、毎月末にお届けする【B-SIDE】では、ぼく自身の「こんなものがあったらいいな」から創り出したコンテンツのなかからみなさんに今一番届けたいものをお伝えしていきたいと思います。
ということで今日は【B-SIDE】です。
最後に涙したのはいつですか?
映画や本だといとも簡単に泣いてしまうぼくですが、意外と?実生活では涙を流した記憶がありません。
もちろん泣きたいほど辛い経験はそれなりにしてきたと自負していますが、「男はそう簡単になくものじゃない」という家訓のせいか(ウソ)、本当に記憶がありません。
といいたいところですが、たった一度だけある人の前で思い切り泣いてしまったことがあります。
そのある人とは……
Podcast『人生を変える出会い』で長年ご一緒させていただいている北川八郎先生です。
あれはいまから2年ほど前。ぼくはあることで悩みに悩み、もう八方塞がりになっていました。そんなときに迎えた番組の収録。現場では感情を押し殺していたぼくですが、収録後のランチではきっと「完全に顔に出ていた」のでしょう。北川先生から「どうしたの?大丈夫かい」と番組でみなさんが聴いて下さっている彼そのままのやさしくおだやかな口調で声をかけられました。その瞬間、ぼくの頬からは堰を切ったように涙があふれ、とまりませんでした。そしてぼくの両手をギュッと握りながら、話をただ「うんうん」と笑顔で聞いてくださりました。
そして最後にひとこと。
「いまは八方塞がりかもしれないね。でもまだ二方あいているよ」
そのひとことは、まさに目からうろこでした。