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宮澤かれんさん(ハンドスタンプアートプロジェクト海外特派員) 第3回「クラウドファンディングの使い方」

1年2カ月以上もの期間、世界一周してハンドスタンプアートを集めた宮澤かれんさん。クラウドファンディングを通して資金提供を受けながらも、可能な限り節約するため、ホームステイ先で努力を重ねていたようだ。それでも志なかばで一時帰国することになる。その理由とは?

海外生活での節約術

細かい話も聞きたいのですが、クラウドファンディングのお金の使い道はどうなっているのですか?

宮澤:主に、クラウドファンディングから使わせていただいたのは、移動費と宿泊費です。
その中でもちろん節約しなければいけません。
ホームステイでもお金が必要なところはもちろん払います。
ほとんど初めて会う人にホームステイさせていただくわけですから。
そういうときに「いや、いいよ。お金は」と言われたら、家の手伝いや子どもの面倒を見ました。
家事全般もできるので、そういうことをさせていただく代わりに、食事の提供をお願いしていたんです。そこでかなり節約できました。

早川:すごい。テレビ番組みたいですね。
海外での処世術は、自分で考えたのですか?
誰からアドバイスをもらったのでしょうか。

宮澤:でも、返しきれていないんですよ。
私がもらった分の思いとか、行動と同じ量を返せるわけがないんです。
最初からお金で解決できることではありません。
空港に向かえに来てくれて、家に泊めるよって言ってくれている時点で、私は返せないほどの恩を受けています。
それだったらもう真心を持って、今自分ができることでしか恩を返せないとわかっていたので。
本当に最低限のことをしただけです。
自分の家に他人がいると気を遣わないといけないし、絶対にストレスになるんですよ。
子どもたちがいたら学校生活もあるし、日常生活のリズムも狂わされるし、いやな人が多いはず。
その中でも、「この人が1週間うちに来てくれてよかった」って1個でも思ってもらえたらいいなという気持ちでいました。

早川:結局、何カ国行ったのですか?

宮澤:24カ国です。

早川:それは想定内ですか?
実はもっと回りたかったとか。

宮澤:24カ国に行くと最初に決めました。
ハンドスタンプをしないで観光のために行ったのも3カ国くらいはあるんですけど。

早川:それはどこですか?

宮澤:ギリシャとイタリアです。

早川:どうしてそこではハンドスタンプをしなかったんですか? 

宮澤:8月までアメリカにいて、9月にヨーロッパに行きました。
フランスに入った瞬間にもう寒くて。

早川:ああ、向こうはもうその時期は寒いですよね。

宮澤:私、小笠原育ちの影響か、寒さに弱すぎて。
一気に気持ちが暗くなってどんよりしたんです。
花の都なはずなのに曇り空で暗いし、英語もあまり聞いてくれません。
それまで明るい太陽がサンサンとしているアメリカや、ブラジルなどの暑い国にしか行っていなかったので。
いきなり寒いヨーロッパに来た瞬間に、気持ちがズーンと沈んじゃったんです。
「明るくてごはんがおいしいところで気持ちを立て直そう」と思って、カメラと携帯、着替え、パスポートだけ持って行きました。

早川:その1年2カ月の間に帰ったことはありますか?


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