小田原靖さん(人材紹介会社経営/バンコク)対談音声「異国で1番になる ということ」
アメリカのカッコいいビジネスマンになりたかった。だが当時同国は不景気のどん底。それでもとにかく海外に渡りたかった。マレーシアを経由して、なんとなくタイへ。言葉が通じない。タイもタイ人も大嫌いだった。それでも帰ろうとは思わなかった。帰るのが、恥ずかしかった。
見よう見まねで会社を立ち上げて、365日働いた。気付けばタイ国内同業のなかでトップ企業となっていた。
在タイ歴は日本よりも長くなった。社員による横領、リーマンショック、ビジネスパートナーの……数多くの想定外に見舞われた。
だが、それでも続けている。
いつかタイも下り坂になるかも知れない。しかし「自分はこれからもここにいると思う」。
そう語る今回のUpdater、小田原靖さんの目は、20年先の未来を見据えていた。 (2015年10月バンコクで対談)。
【プロフィール】おだはら・やすし/福岡県福岡市出身。1993年に来タイ。94年パーソネルコンサルタント社設立。タイに進出している日系企業約9000社へ正社員を供給。登録者総数11万人を越え、2015年の平均月間決定件数は約250人。08年から8年連続、タイ国労働省に登録してある約200社の人材紹介会社の中で最多の紹介人数を記録し最優秀功労賞の表彰。タイで頑張る日本人起業家を応援する組織、タイ王国和僑会副代表を13年まで勤めた。バンコクスリウォンロータリークラブ2014-15年度会長。
対談音声は下記からストリーミングおよびダウンロードいただけます。